20世紀が終わり、21世紀が幕を開けようという頃。
オタク業界を騒然とさせる作品が登場しました。
『シスター・プリンセス』
当初は9人、更に後に3人の妹が追加された、ヒロイン全員妹というわかり易すぎる作品です。
最初は『電撃G’sマガジン』の雑誌企画として始動し、
人気を受けてアニメなどのメディアミックスが展開され、広くオタク層に知られる様になりました。
極端さが受け入れられない層も多かったものの、気がつけば大人気へと成長し、
今もなおその存在は金字塔のように語られる伝説的作品となりました。
20周年記念にVTuber可憐が登場
2019年は、シスター・プリンセス20周年。
この記念すべき年に、妹の一人、可憐がVTuberとしてデビューを飾りました。
記事執筆時点では毎週1回、約30分程度の配信が行われ、その前後には十数分の待機&終了画面中の視聴者同士のチャットが可能となっています。
20周年記念に立ち上げられたシスター・プリンセス公式チャンネルにて配信中です。
記事更新現在ではVTuber可憐のみならずアニメ『シスター・プリンセス』『シスター・プリンセス RePure』が期間限定で視聴可能となっています。
アニメの公開終了後も、VTuber可憐のアーカイブだけでも残してもらえれば嬉しいなぁと思っています。
シスプリラジオを思い出しながら安心して楽しめる
さて、20年越しのVTuber化となれば、
気になるのがいわゆる「魂」の問題ですね。
かつて好きだった可憐とは全く違う人物になっていたらどうしよう。
ここ数ヶ月VTuberの魂に関するトラブルが複数発生しており、
またコンテンツの性質上ここを明確に記さないと不安で見れない方もいると思います。
結論から言えば、変更はありません。
当時作品のみならず、ラジオまで追っかけていたお兄ちゃんなら違和感なく見られると思います。
ノリは完全にシスプリラジオ→G’sラジオのものでした。
時の流れを感じることはままありますが、それもまた乙なものと言えるでしょう。
逆に言うと、きっちり作り込んだ可憐が見たいという方はがっかりしてしまうかなと思います。
今後、VTuber可憐が定着して動画制作も行われるようになったら、このあたりを丁寧にフォローしてほしいですね。
正直、期間限定のアニメ配信がなかったら印象が塗り替わっていたかもしれません。
G’s本誌は追えなかったのでアニメのキャラに引きずられるのも微妙と指摘されたそれまでですが。
2010年代にVTuberという媒体でアニラジを再現した衝撃
かつてはアニメファンのお約束とでも言うべき趣味だった「アニラジ」。
現在も継続してはいますが、当時ほどの存在感は発揮していません。
VTuber可憐で私が真に感動したところは、
今、VTuberという媒体の中でアニラジらしさを再演出したところにあると思います。
かつてのアニラジの雰囲気が、全国のお兄ちゃんたちを温かい世界にいざなってくれます。
私はアニラジから深夜アニメを終えるようになった質(個人でテレビ番組を好きに見れるようになったのは2003年頃)なので、
むしろこのラジオらしさに郷愁を覚えます。
ますます拡大を見せるシスター・プリンセスVTuberプロジェクト!
さて、20周年を記念して始動したシスター・プリンセスVTuberプロジェクトですが、
現在、PIXIV FANBOXやSHOWROOM配信にて収益化が行われています。
そして、これらの成果が実り、近日中にもうひとり、VTuberデビューを飾る予定となっています。
詳細は明かされていませんが、個人的には花穂が来るんじゃないかと予想しています。
G’sラジオの系譜を追ってた人ならみんな同じ予想なんじゃないかな。
気がつけばお兄ちゃんネームよりもおじさまネームのほうが似合う年頃になったファンの一人として、
新たな情報を待ちたいと思います。
目指せ全員集合の同窓会ラジオ配信!
コメント