矛盾点ありすぎ!ひな祭りの歌の歌詞に隠されている秘密とは?

季節
スポンサードリンク

ひな祭りの歌といえば、「うれしいひなまつり」ですね。

「うれしいひなまつり」の歌詞はご存じでしょうか。

 

実はこの歌詞にはいくつか矛盾点があります。

「うれしいひなまつり」の矛盾点についてご紹介いたします。

 

まず、歌詞をご覧ください。

 

『うれしいひなまつり』
あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひなまつり

お内裏様(だいりさま)と おひな様
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした 姉様に
よく似た官女の 白い顔

金のびょうぶに うつる灯(ひ)を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣

着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひなまつり

 

歌詞では、「お内裏様(おだいりさま)」は

一段目の向かって右側の男雛の意味で使われているように感じます。

 

しかし、「内裏(だいり)」とは天皇皇后の「結婚の儀」を表現している雛段飾りにおいて、

お内裏様は男雛・女雛で一対の人形を指すことになります。

 

つまり、「お内裏様」と言った時点で男雛・女雛の両方を示していることになります。

 

さらに「おひな様」とは、雛飾り全体の人形のことを指しており、

「お内裏様とおひな様」とは、男雛、女雛と雛人形全体の事を指しているといえるため、

「お内裏様とおひな様 二人ならんで~」という歌詞は、矛盾していると言えます。

 

そして、さらに歌詞に登場する「あかいお顔の右大臣」。

雛段飾りの四段目の、弓矢を持った二人の護衛のうち、

向かって右側の肌色の顔の人形の事を指していると思われます。

 

しかし、雛段飾りにおける左右は、

お内裏様から見た左右に従って配置されるので、

対面から眺める側の左右とは逆になります。

 

つまり「右大臣」は誤りで、正しい歌詞は「あかいお顔の左大臣」となります。

さらに右大臣とは、朝廷の最高機関の長官であり、

弓矢で武装した衣装を着ることはありません。

 

そして、右大臣なら雛段飾りの二段目に来なければ不自然。

 

つまり、四段目の随臣(随身)について、

右大臣の呼称を用いることは間違いと考えられます。

 

「うれしいひなまつり」の歌詞については、作詞家のサトウハチロー氏も間違いを確認しており、

これに代わるひな祭りの代表曲を

早く誰かに作ってほしいと願っていたそうです。

本当は怖い歌?たのしいひな祭りの歌詞に隠された怖い秘密とは?

歌に出てくる「お嫁にいらした姉さまに よく似た官女の白い顔」

という歌詞が怖いと感じる方が多いようです。

 

「お嫁にいらした」というのは、「お嫁に来た」という事ではなく、

「お嫁に行った」という意味だそうです。

 

18歳という若さで結核で亡くなったサトウハチロー氏の姉を重ね、

歌われているといいます。

 

「官女の白い顔」についてですが、

『結核で血の気の引いた姉の顔の事を書いている』という説や、

『亡くなったサトウ氏のお姉さんが色白だった』などといった事が言われています。

 

しかし、そもそも古く女性は色白ほど美人とされ、

おしろいをはたいて真っ白な顔をしていたので、官女の色白はそれを模したもの。

 

サトウ氏のお姉さんとは、透き通る様な美しい肌をされていた女性であった

ということなのでしょうか。

 

この曲は「うれしいひなまつり」というタイトルなのに、

少し暗めの曲調だという事も、怖く感じてしまう一因なのかもしれません。

 

この曲では短調という曲調が使われており、

暗く感じてしまう音階で作曲されています。

 

ひな飾りは、天皇皇后の結婚式を模したものということもあり、

厳かな雰囲気を出すために、短調を採用したのかもしれませんね。

意味を知ると怖くなる?たのしいひな祭りの4番の歌詞に隠れた秘密とは?

「着物を着替えて帯びしめて 今日は私も晴れ姿」

という歌詞についてですが、

古くひな祭りは人の身代わりに人形を流す「流し雛」を行っていました。

 

しかし、さらに時代をさかのぼると人形ではなく、

本当に人を流していたなんて話しがある様で、

その身代わりとして流される少女の様子であるなどとも言われています。

 

人を流したという話においては、明確な出所がわかっていません。

 

その昔は護岸工事での人柱や、

河川の氾濫や自然災害、飢饉といった際に人身御供がされていた

といった話もあります。

まとめ

「うれしいひなまつり」の歌詞についてご紹介いたしました。

 

色々な矛盾点もあり、歌詞の内容について諸説あるなかでも、

「うれしいひなまつり」というタイトルをつけたことからは、

きっと、純粋に女の子の節句をお祝いしたいという気持ちで

この曲を作ったのでしょう。

 

サトウハチロー氏は、この曲を作った当時、

子どもを引き取って離婚したばかりだったそうです。

 

淋しい思いをさせた子どもたちにひな人形を買い、

しばし楽しい時を過ごしたその様子を歌にしたと言われています。

 

このことからも、サトウ氏の優しいお父さん像が浮かび上がってきますね。

 

「うれしいひなまつり」はこれからもきっと、

歌い続けられていくでしょうね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました