ホロライブ、streamlabs採用を白紙に!【3月27日追記】

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投げ銭サービスStreamlabsの採用を決めていたVTuberグループ、ホロライブは、

全員の収益化実現に伴い、すでに決定していた

streamlabsの導入を見送ったことが明らかとなりました。

 

すでにノンストップ・ストーリーの前から本格導入を決定しており、

早ければ1月最終週には導入するとしていたものの、

収益化剥奪組の復活、

NG組の収益化申請が通ったことを受けての判断なようです。

 

こう聞くと、不安になるのがstreamlabsの安全性や収益性。

VTuberがバンされれば意味がありませんので、運営の判断は正しいとも思えます。

 

そこで、今回は以前の記事と合わせ、streamlabs導入が安全であるかや、

収益がどのように回っていくのか、

ホロライブが導入を見送った理由などを重点的にまとめました。

 

※本記事はホロライブがstreamlabs導入を決定した際の記事の続報となります。

なので、そちらを先に読んだほうが記事への理解が深まると思います。

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streamlabs使ってYouTubeは怒らないの?

まずはYouTubeにとって外部の仕組みである、

streamlabsの導入そのものについて見ていきましょう。

 

まず、度々指摘される規約面から。

度々「YouTubeでは外部への誘導は禁止なのでは?」と指摘されることがあります。

昨年のDoneru騒動でも多く見られました。

今回もstreamlabsは誘導として扱われるのではという意見です。

 

結論からいえば、これは全く問題ありません。

1月29日現在YouTubeで禁止されているリンクに、

外部誘導そのものは含まれていません。

 

それのみを目的とした動画を多数制作した場合、

スパムと判定される可能性はあるようですが、

逆説的に言えば直接的にstreamlabsへの誘導・宣伝を行う事自体も、

度を越さなければ認められていると解釈されます。

 

これは、例えば各配信の概要欄にBOOTHへのリンクを挿入しているVTuberの方々が、

多数存在し、活動し続けていることからも裏付けが取れます。

 

なお、俗に案件と言われる、広告を依頼されて動画を作成・投稿しているYouTuberも

多数存在し、活動し続けていますが、

これらは有料プロモーションに分類され、

今回の問題とはまた別の理由からOKが出ている点についてはご注意ください。

 

streamlabsについて、案件と同様の形でプッシュしてもいいのではないかという誤解が出てしまうと、

また別のトラブルを生む可能性がありますので。

 

規約について更に詳しく見ていくと、

YouTubeおよび現在の運営会社であるgoogleは、

streamlabsを容認していることが伺えます。

 

まず、配信に使用すること自体については、

streamlabsをサードパーティーと定め、

自社開発や開発指示をしていない(責任を持つことは出来ない)という前提で、

名前をあげてユーザーに採用を提案しています。

 

ドネーション(投げ銭)に関しても、クラウドファンディングサイトの一つにstreamlabsを上げており、

YouTubeパートナープログラム(いわゆる収益化)に成功しているユーザーに対しては、

動画内へのリンク挿入さえも認めていることから、

クラウドファンディングと同じ位置づけでドネーションを認めていると捉えることが可能です。

 

なお、収益化が出来ていないと不可能なのは、この「動画へのリンク挿入」のみとなります。

動画終了時に画面に出てくるチャンネル登録ボタンやおすすめ動画の部分に、

streamlabsへのリンクを挿入する行為ですね。

 

なので、収益化を達成していなくても、

配信・動画内でstreamlabsのドネーションを行っていることを告知したり、

streamlabsのドネーションを導入することそのものは可能です。

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streamlabsでYouTubeが儲からなくなる?

続いて、YouTubeの収益を減らしてしまうのではないかという、

運営上の問題を見ていきましょう。

 

これに関しては、2つのフェーズで考える必要があります。

 

まずは、収益化が実現していない・剥奪された配信者について。

この状況にある配信者がstreamlabsを導入しても、

YouTubeの収益には大きな影響を与えません。

 

元々、YouTubeの収益は、基本的に広告で賄われています。

動画に挿入される広告のほか、トップページなどでも広告が見られますね。

 

また、広告がつかない動画・配信も2つの面でYouTubeにとって非常に有用なものとなります。

それは「総投稿数・再生数の維持」「ビッグデータの収集」です。

 

現在世界最大の動画配信サイトとなっているYouTube。

これを維持するためには、今後も動画投稿が継続的に行われる必要があります。

 

収益化が出来ていない配信者の動画も、

単に投稿されるだけで、この世界最大の看板を守る武器となるのです。

 

また、多種多様な動画に様々な人がいろいろな形でアクセスし、

見ながらチャット・コメントを書き込んだか、最後まで見たかなどのデータを、

YouTubeは収集しています。

ビッグデータというやつですね。

 

これらを活かし、宣伝広告の効率を高め、検索では視聴者がより求めるものをトップに上げ、

ユーザー・動画投稿者・広告提供者それぞれが使いやすく価値を見出しやすいサイトを作るのです。

 

収益化がNGになった配信者もこのデータ収集の対象となるため、

streamlabsを導入している配信者の配信であっても、

YouTubeにとって貴重なビッグデータを集められるため、有益といえるのです。

 

このデータ収集により、

ココ会長が龍が如く7をプレイしている時に見に来る視聴者は新作ゲームに食いつく傾向があるから、

おすすめ動画に新作ゲームの配信を並べ、

配信終了後にサムネで「新作だ」と思ったユーザーがそちらに飛んだ時に新作ゲームの広告を挿入、

売上につなげるというようなモデルが成立します。

 

広告収入を渡すことがないため、むしろプラス幅は大きいかもしれません。

 

続いて、収益化している配信者について。

仮にYouTubeプレミアム以外のスーパーチャットすべてがstreamlabsに流れたとしても、

YouTubeの収益は大きく変わらないとされています。

 

これは、先述の通りYouTubeの収益がほぼ広告で成り立っていること、

ビッグデータの収集に大きな影響はないこと、

スパチャの取り分が3割+手数料に限られることが理由としてあげられます。

 

YouTubeの広告収入は、ほぼYouTubeが受け取り、YouTuberの取り分は多くありません。

しかし、これは当然と言えます。

YouTuberは、広告を打つために本来なら必要な作業をほぼ代行しているからです。

例えば、各案件を選び契約する過程、さらに視聴者ごとの挿入タイミングの調整などですね。

配信にアクセスすると、まず広告が再生されることが多いわけですが、

これを配信者が手作業でやるのはまず無理でしょう。

作業負担が多い分、取り分も多くなります。

 

それに対し、スーパーチャットの取り分は3割+手数料となります。

確かに1回のスパチャの額は多くなりますが、

それでも広告成約ごとの収益と比較して大きくありません。

 

そもそもスーパーチャットは、streamlabsのドネーション、

twitchのチアーズのような「投げ銭」が普及したことを受け、

YouTubeも導入した機能です。

 

それまでは外部に丸投げしていたことを、

定着してきたからと禁止すると、

必然的に配信者の離脱やユーザーの離脱につながってしまいます。

 

賢明な運営会社であれば、

スーパーチャットがなければ経営が息詰まるというような危機的状況に陥らない限り、

禁止にはしないでしょう。

 

ともかくも、収益化が実現しているVTuberも、導入自体に問題は無いと言えます。

 

公式のヘルプで名前を上げている状態が続く限りは、

この状況が続くと思われます。

 

以上のように、YouTubeの視点からstreamlabsを見ると、

収益化を実現している配信者が導入するとちょっと収益額が減る程度の影響しかありません。

 

すでにホロライブからはいなくなりましたが、

収益化が通らない、通せないVTuberが導入する事に至っては、

YouTubeの損はほぼゼロレベルです。

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streamlabsはなぜ割良く渡せるの?

さて、streamlabsは手数料等除くほぼ全額が配信者に届けられる仕組みになっています。

では、どこで売上をあげているのでしょうか?

 

それは、streamlabs primeなどの有料サービスの収入です。

気に入った、あるいはより価値のあるシステムを導入するユーザーが金銭を直接支払うことにより、

多くの無料ユーザーがstreamlabsの機能の恩恵を受けることができているのです。

 

このあたりは、YouTubeの有料サービス「YouTubeプレミアム」や、

ニコニコ動画のプレミアム会員登録と近いといえます。

 

また、あくまでもほぼ全額であり、若干引かれるというのも忘れてはいけない点でしょう。

また、低額(5ドル未満)のドネーションの場合はこの割合がより大きくなるとのことです。

streamlabsによるドネーションの処理でstreamlabsがボロ儲けすることはありませんが、

同時に赤字をどんどん抱えていく構造にもなっていないのです。

 

対して、スーパーチャットを提供しているYouTubeは、

動画投稿サイトとしてのプラットフォームを維持するため、

事業そのものに多額のコストが掛かってしまいます。

 

動画を保存し公開するサーバー、

視聴者へ動画を提供するために必要な太いネット回線、

多数の動画を機械的に確認するAIの導入(これの誤爆も問題視されていますが)にもコストが掛かります。

 

かなり切り詰めてはいるものの、各種サポートを行う人員も必要です。

更に、そのコストを回収するための広告を取るための営業や、

他サービスと競争するために肥大化する開発費、

更にこれらすべての再三をきっちり取って会社自体を回すための人的コストも、

相応に必要となってきますね。

 

付加機能、特に金銭のやり取りがあるものについては、

相応の取り分を請求するのも妥当と言えるでしょう。

 

広告収入の割合も、

運営コストを考えれば当然の数字と言えます。

 

それに対し、streamlabsは、

コストが大きく掛かるサービスは有料で提供し、

ドネーションからは必要経費のみ引き、

streamlabs OBSのようなコストが小さいものは無料で提供しています。

 

この構造で、streamlabsは天引きほぼなしでのドネーションを実現しているのす。

なので、無料でも活用できるのに経営が上手くいっているわけですね。

 

2014年から継続して展開されている、

動画への投げ銭としては最古参であり、はしりでもあるstreamlabs。

すでに「新しい」システムではないですが、

その分信頼感は抜群です。

 

streamlabsは長く運用され、すでに少なからぬ配信者が導入しているにも関わらず、

日本国内では存在を知らない人が意外と多いサービスとなっています。

 

ドネーションの日本語対応が進んでいないことなどが原因とされていますが、

もっと広く知られて定着することは、配信者、配信者のファン共にプラスとなるでしょう。

 

採算性を理由に撤退する配信者が少しでも減れば、

配信・動画投稿をベースに活動しているYouTubeにとっても損ではないはずです。

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ホロライブは安全策を取った?

今回の導入見送りは、ホロライブの安全策である可能性が高いです。

これは導入見送りが告知されたあさココライブの配信を見てもわかることです。

 

更にいうと、いまのホロライブは「一度剥奪された収益化が戻ってきている」という、

非常に慎重にならざるを得ない状況にあることも忘れてはいけません。

 

YouTubeでは俗に言うスリーストライク制を取っていると言われており、

違反措置に収益化停止等の比較的穏当なものが採用されるのは2回まで、

3回目には完全にBANされる等と言われています。

 

大きな問題があれば一発でチャンネルBANになりますが、

これはフライアウトみたいなものですね。

 

すでに味噌がついている状況で、

万が一にもYouTubeの逆鱗に触れるわけには行かないため、

安全である可能性が高いとしても、

大事をとって回避するのは不自然では無いと考えます。

 

また、桐生ココが度々見せた、

YouTube運営をディスる行為が問題視されている可能性もあります。

 

2019年の冬から春にかけて、

組曲「ニコニコ動画」等のニコニコメドレーを歌枠で重点的に取り上げていた大空スバルは、

度々ニコ動への誘導と捉えられるとまずいと発言していました。

 

YouTubeを過剰に刺激する発言はマイナスなのは事実なのでしょう。

自社プラットフォーム、コンテンツへの中傷をプラスに捉える企業を探すほうが難しいと思います。

 

その点、特に導入決定時の桐生ココの発言は結構リスキーだと思いました。

前回の記事でチキンレースの危険性に触れた理由の一端でもあります。

 

ココ会長あたりはむしろラインをわきまえていると思いますが、

導入された場合に本当にチキンレースに走りかねないという怖さはあるでしょう。

 

桐生ココはBAN如き恐れるなと言いましたが、

現在のホロライブにとって、

チャンネルは活動の舞台だけでなく収益源としても完全に成立した生命線です。

これをを自ら断ち切るような真似はしないということなのでしょう。

 

ホロライブ運営の頑張りは、

万が一を考えてstreamlabs見送りを決めたところにこそあるとも思えます。

 

桐生ココの「進むべき」という意見も良くわかりますし、

私も導入がBANの直接的理由になることは無いと思いますが、

なるべくリスクを回避する運営の選択肢も間違いではないと思っています。

 

私も、安全策を取ることに依存はありません。

 

今回の収穫は、Streamlabsの存在をより多くの視聴者に印象づけたことになるのかもしれません。

認知度上昇に伴い、収益化が実現していないVTuber・YouTuberの方々が、

存在に気づくきっかけとなることを期待しています。

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宝鐘マリン収益化剥奪が後押しとなる?

全員の収益化が戻ってきたことで、一時ペンディングとなっていたstreamlabs導入。

 

ですが、2020年3月13日に宝鐘マリンの収益化が剥奪されました。

これに合わせ、streamlabsが投入される可能性が現実味を帯びてきたと言えるでしょう。

 

今回は2週間あまりで収益化が復活しましたが、

今後も同じと断定することはできません。

いざというときのことは、本当に考える必要があると思います。

 

streamlabsで収益化停止の間を埋めるのは、現実的な手段だと個人的に思っています。

 

ただし現実的には、前の見出しで触れたとおりホロライブは万が一を考慮している関係上、

収益化復活との天秤にかかる事項ではあるかと思います。

 

3月16日のあさココLIVEでも導入すべきではないかとの発言がありましたが、

ホロライブが運営の安定化のために採用するのか否かに期待が集まります!

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