もうすぐ春ですね、春と言えばお花見と言う人も多いのでは。
そう、桜の季節です。
実は、私たちが日本で見る桜のほとんどは「ソメイヨシノ」と言う種類なのです。
桜には多くの種類があり、ソメイヨシノはそのうちの1つなのですよ。
それくらいことは知っていると言う方も多いでしょうが、ソメイヨシノの花言葉を知っている人は少ないのでは。
そこでここでは、ソメイヨシノの花言葉と、名前の由来を説明します。
ぜひ、お花見までに読んで、覚えていてくださいね。
ソメイヨシノの花言葉は?しだれ桜や八重桜の花言葉も知っておこう!
ソメイヨシノの花言葉は、「純潔」「優れた美人」です。
桜を代表する美しさを持つソメイヨシノらしい花言葉ですね。
白とピンクの何とも言えない美しさを表していると思います。
ソメイヨシノは桜の1種類と先ほど書きましたが、桜全般にも花言葉があるのです。
桜全般の花言葉は、「精神の美」「優美な女性」です。
花言葉は、日本と西洋で違う場合があります。
桜も花言葉が違っており、 西洋の花言葉では「精神の美」「優れた教育」。
日本人だからでしょうか、私には日本の花言葉「優美な女性」の方がしっくりきます。
ソメイヨシノ以外の桜、しだれ桜や八重桜にも花言葉があります。
しだれ桜の花言葉は、「優美」「ごまかし」。
枝垂れた美しさと、少し怖く思えるような感じを表していると思います。
八重桜の花言葉は、「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」。
何重にも咲いている姿からこれらの花言葉ができたのでしょうね。
多くの種類がある桜、それぞれに花言葉があることに驚きを覚えるのではないでしょうか。
ソメイヨシノの名前の由来は?なぜヨシノとつけられたの?
ここでは、ソメイヨシノの名前の由来を説明します。
桜は古来から日本に咲いていた花です。
桜の名所は日本全国に多くありますが、代表的な桜の名所として吉野があります。
その起源は1300年前で、平安時代から知られています。
その数なんと3万本!
桜が山全体を覆い尽くす景色は圧巻です。
しかし、吉野の桜は、シロヤマザクラという種類の桜なのです。
一方、ソメイヨシノの歴史は、江戸時代後期から始まります。
昔からあった桜では無いのです。
桜には、古来からあるものと、接ぎ木をされたものがあります。
ソメイヨシノも接ぎ木でできた桜。
エドヒガンとオオシマザクラから生まれたのです。
ソメイヨシノは江戸時代後期に染井村というところで生まれ、そこから広められたと言われています。
染井村は、今の東京都に位置するところで、吉野とは全く違う場所です。
しかし、江戸時代から吉野は桜の名所として有名でした。
そのため、当時はソメイ桜ではなく、吉野桜として広めることにしていました。
ソメイヨシノは成長が速く、花も大きいため、人気が出ました。
さらに明治になって政府が普及に力を入れたのです。
その結果、日本全国でソメイヨシノが見られるまでになりました。
1900年に「ソメイヨシノ」と言う名前がつけられました。
名前をつけたのは藤野寄命という人です。
この人が当時の日本演芸会雑誌で報告したそうです。
ソメイヨシノは、染井村と吉野を合わせたものなのです。
藤野さんは、吉野桜は、実際に吉野にある桜と違うことに気づきました。
さらに染井村から売り出されたことを知り、2つを合わせたのです。
こう聞くと単純な名前かもしれませんが、歴史があると思いませんか。
まとめ
日本の代表する花と言えば桜。
桜にはいろいろな種類があり、ソメイヨシノにしだれ桜、八重桜などがあります。
私たちが普段目にする桜はソメイヨシノです。
その、ソメイヨシノの花言葉は、「純潔」「優れた美人」。
桜自身の花言葉は、「精神の美」「優美な女性」。
しだれ桜の花言葉は、「優美」「ごまかし」。
八重桜の花言葉は、「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」。
ソメイヨシノは江戸時代後期に生まれた桜で、明治になって名前がつけられました。
ソメイヨシノは今の東京都に位置する染井村の職人が広めた桜です。
その当時は、桜の名所である吉野の名前を使って、吉野桜と言っていました。
それを、明治になり、吉野の桜と違うことから、新しい名前が付けられました。
それが、染井と吉野をあわせた「ソメイヨシノ」だったのです。
ソメイヨシノの花言葉と名前の由来を知って頂いたと思います。
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
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