日本独特の文化の一つに、「端午の節句」があります。
これは5月5日の子供の日にあたります。
男の子の健康や成長を祈願し、お祝いする行事です。
そんな端午の節句のお祝い膳には、何か特別なものを出したいですよね!
ここでは、端午の節句にぴったりの食べ物や作り方をご紹介します。
家族のために端午の節句にちなんだご馳走を考えているママは、ぜひご参考にしてみてくださいね。
●端午の節句の料理におすすめ!よく使われる食材とその意味を知ろう
端午の節句の時ならではの料理があります。
男の子がスクスク育つようにと祈る行事なので、
基本的には縁起のいい料理です。
食材も、縁起が良くて健康なイメージの強いものが選ばれます。
端午の節句と言えばコレ!という、代表的な例を挙げてみますね!
・筍
筍は真っすぐと生えていきます。
その様子を男の子の成長に見立て、
端午の節句にも食べる風習ができました。
男の子の成長を願い、真っすぐに育つ筍を食べるって、
なかなか縁起がいいですよね~。
筍ご飯として食べるのもいいですよね!
・柏餅
柏の葉には、新芽が出ないと古い葉が落ちない性質があります。
このことからも、「子どもが生まれるまで親は死なない」という意味に重ね合わせています。
子孫繁栄の意味を意識して、端午の節句によく食べられるのですね。
・魚(スズキ、ブリなど)
スズキやブリは、大きくなって名前が変わる魚です。
これを出世と重ね合わせ、端午の節句に出すと縁起がいいのです。
今後、男の子がスクスク育ち、
将来出世しますようにという意味が込められているのですね。
・豆
豆はお節にもよく使われますが、
端午の節句の時にもおすすめの食材です♪
端午の節句以外にも、何かとお祝い膳によく出てくる豆ですが、
魔よけの力があるといわれているからなんです。
煮豆にしてもいいですし、お赤飯として食べてもグー!
・よもぎ
よもぎを料理に使うなんて、
あまりなじみがないかもしれませんが、
よもぎには「邪気を追い払う」という縁起のいい意味があります。
なぜならよもぎの香りは強いから!
よもぎ独特の香りが苦手な方もいるでしょうが、
天ぷらにするとクセが弱くなり、食べやすくなりますよ!
・えび
エビがあると食卓が一気に華やぎますよね。
お祝いの席をさらに盛り上げてくれるえびは、
端午の席のお祝い膳にもおすすめです。
えびを見ると、クルっと腰あたりが曲がっていますよね。
この姿から、「腰が曲がるまで生きられるように」
という長寿を願う意味で食べるのです。
天ぷらにしてもおいしいし、
ちらし寿司のトッピングにしてもいいでしょう。
・ちまき
端午の節句に欠かせない料理と言えば、ちまきです!
笹の葉や竹の皮にご飯がくるまれています。
災難を避けるという意味が込められていて、これまた縁起かつぎです♪
●端午の節句にカツオや筍を使った食べ物を作る理由とは?
端午の節句では、カツオや筍もよく登場する食べ物です。
もちろん縁起かつぎで利用されているのですが、
具体的に、どのような理由から使われているのでしょうか。
・カツオ
カツオは何となくご想像つくように、
「勝てるように」という意味が込められています。
「全てにおいて勝てるように…」という願いを込めて、
端午の節句に食べるのです。
男の子も強く育つでしょう。
・筍
先ほどもご紹介した通り、端午の節句では、
空に向かって真っすぐ育つ筍を使った料理、端午の節句によく使われます。
育ち方が真っすぐな筍のように、
わが子にも真っすぐ育ってほしいという
意味が込められているのですね。
また、筍の旬も何だかんだで端午の節句に近いです。
旬の意味でも、端午の節句に使われているそうですよ。
もっと調べてみたところ、筍の旬は3月~5月だと分かりました!
確かにこの時期、竹林も綺麗でにぎわいますものね。
筍と言えば筍ご飯が定番ですが、ほかにも、
・ちらし寿司
・筍の煮物
といったレパートリーがあります!
ぜひ作ってみてくださいね♪
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