端午の節句では、ご家庭で兜や武将の人形を飾ることが多いですよね。
兜は端午の節句である5月5日の前から飾るイメージが個人的にありますが、
厳密にはいつから飾るのが正解なのでしょうか。
また、5月5日以降も飾っておいてもいのでしょうか。
また、誰が用意するべきかも気になりますよね!
ここでは、端午の節句に何気なく飾っている兜や武将の飾りに、
明確なルールがないかどうかみていきます。
・いつから飾るか
・誰が用意するのか
・いつ頃しまうのか
といった疑問をここで解消しましょう!
●端午の節句の兜はいつから飾るのが正解?初節句に間に合わない場合は⁉
端午の節句で兜や武将人形を飾る時、
5月5日に出して次の日にしまうといったところは少ないでしょう。
せっかくの高いお金をかけて買ったものですから、
もっと長く飾って楽しみたいですよね。
兜や武将人形は、春分の日(3月20日)からを目安にするといいでしょう。
端午の節句は5月5日ですが、3月20日頃から飾っても問題ありません。
人形を用意するのが遅れてしまい、間に合わない時でも、遅くとも4月中旬頃までに飾っておくといいです。
早く飾ればそれだけ縁起がアップするという意味ではないですが、毎年飾ることがポイントです。
<兜をしまう時>
また、5月5日が過ぎたら、できる限り早めにしまいましょう。
飾りっぱなしはしない方がいいです。
遅くとも、5月中旬頃までにしまいましょう。
しまう日も、できる限り天気のいい日を選ぶといいですよ。
ちなみに鯉のぼりも兜と同様です。
●端午の節句の兜や鯉のぼりは誰が用意する?決まりはあるの?
端午の節句では、子供たちのために鯉のぼりや兜を飾ります。
しかし、買ったり準備したりするのはたいてい大人ですよね。
本来、兜や鯉のぼりを買う人には決まりがあるのでしょうか?
厳密に誰が用意するのがいいのでしょうか。
実はこれは地域によっても違いがあり、少々スッキリしない回答になります。
というのも、
・関東…父方の実家が用意する
・関西…妻方の実家が用意する
九州地方はさらに地域によっても細かく違いがあります。
意外とややこしい風習ですよね。
明確に「誰が」用意するべきとはいえませんが、結局は実家が購入する例が多いです。
しかし一番大事なのは「お祝いしたい」という気持ちなので、誰が用意するかでトラブルを起こしては台無しです。
最近では風習にとらわれず、両家で折半して購入しているところもみられます。
負担が偏って嫌な気分になる家が出ないためにも、
夫婦それぞれでよく話し合い、上手に用意する必要があります。
また、鯉のぼりもご家庭で購入し、自分たちで用意しているところが多いです。
いずれにしても、端午の節句は
子どもたちの成長と健康を祈る儀式でもあるため、子どもたちの親が中心となって仕切るといいでしょう。
話し合って決める前に、実家から大きな鯉のぼりや兜が送られてくることもあるでしょう。
マンションに住んでいるとスペースも限られてしまい、大きすぎると困ってしまうこともあります。
兜や鯉のぼりは高額でお金がかかっているから粗末にできないし…。
送られてきても扱いに困ってトラブルになることがあります。
だからこそ、夫婦がメインとなり、誰が買って用意するかを決めるべきなのです。
親戚も一緒にデパートへ行って買うのもいいでしょう。
もし遠い親戚が、端午の節句のためにご祝儀を贈ってくれた場合は、お子さんと兜の写真を送ってあげる配慮も必要です。
誰が用意するか明確なルールはなく、
今は伝統にこだわらないご家庭も増えているため、
夫婦が主導権を握り、バランスのいい計画を立てましょうね!
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