さて、今年もまた新茶のシーズンが到来します。
みなさん、新茶の正しい知識はもうご存知ですか?
今年は、新茶について知って、より新茶を楽しんでみませんか?
「新茶」と一言で表してしまうのが勿体無いほどのその魅力。
味がしっかりと凝縮された新茶は、魅力もたっぷり凝縮されていますよ!
早速、新茶についてお伝えしていきたいと思います。
新茶の時期は一年に一度だけ!貴重な一番茶の魅力は…?
みなさん、そもそも新茶はなぜこんなにも貴重とされ、
日本中で絶大な人気を誇っているかご存知でしょうか?
「夏も近づく八十八夜」という歌詞のように、
八十八夜の5月頃に摘まれるこの「新茶」。
この新茶は実は「無病息災」を願う縁起の良いお茶なのです。
なぜ、年に1度しか楽しめないのか…?
お茶は、年に4回ほど収穫されます。
一番茶、二番茶、三番茶、四番茶、となります。
この中で、一番茶と呼ばれるものが新茶と言われているのです。
だから、新茶は年に1度だけしか楽しめないということになります。
1年の初めに摘まれるため、新茶と呼ばれているとも言われていますが…。
新茶とは、お茶の葉の中でも柔らかい新芽を摘んでいるのです。
そのことも併せて、「新茶」と呼ばれています。
このお茶、季節によって数回に分けて収穫されているのですが、
何か違いはあるのでしょうか?
新茶と呼ばれ、こんなにも大切に扱われているのは、
縁起がいいという理由だけでしょうか?
この新茶ですが、実は魅力がまだまだたくさんあるのです。
縁起の良いお茶というだけでなく、なんと栄養もたくさん詰まっています。
なんでも、新茶にしかないある成分が多く含まれているのだとか…?
この新茶の成分を知る人はなかなかいないと思うので、
この新茶特有の成分を徹底的にお伝えします。
それでは新茶の縁起の良さを熱く語ったところで、
次は栄養についてもお伝えしたいと思います。
お茶の旨味をたっぷり感じられる新茶!新茶にだけ多く含まれる成分とは?
お茶といえば、少し苦いような渋いような味が魅力かと思います。
特に日本人の好む緑茶は、苦味と渋みが魅力的です。
しかし、新茶はこの苦味と渋みが少ないことが人気な理由の1つと言えるでしょう。
このお茶特有の渋みとは、お茶に含まれる「カテキン」という成分が元となっています。
この「カテキン」が新茶にはあまり含まれていないのです。
その代わりと言ってなんですが、新茶には
「テアニン」という甘みの多い成分が多く含まれています。
これは、1年分の栄養を大切に蓄えてきた新芽に多く含まれる成分なのです。
新芽は1年間かけて、じっくりと栄養を蓄えて成長していきます。
そして、寒い冬を越えて、一気に成長していくのです。
新茶以降の二番茶などは、暖かい季節に成長します。
この時期に成長する芽は、強い紫外線から身を守るためにある成分が多く生成されます。
それが、「カテキン」なのです。
二番茶以降のお茶はこの「カテキン」が多く生成されるので、
渋みを楽しむことができます。
だから、お茶の甘みを楽しめるのは新茶だけということです。
これが新茶の魅力。
お茶の甘みを楽しめるのは、1年に1度ととてもレアとなっているのです。
まとめ
以上、新茶の魅力をお伝えしました。
いかがでしたか?
味とともに魅力が凝縮されていましたね。
普段、何気なく飲んでいたお茶にもこんな秘密が隠されていたのです。
これを知ってから飲むと、新茶がさらに美味しく感じることでしょう。
ちなみに、これは余談なのですが…。
お茶の渋み成分「カテキン」は、抗がん作用やコレステロールを下げる作用、
虫歯や口臭予防などの効果があり、とても健康的です。
新茶の時期には新茶を楽しんで、
それ以降は、お茶で健康を維持していただけたらと思います。
新茶も二番茶も三番茶も四番茶もとにかく魅力たっぷりのお茶。
これからも日本、さらには世界中で愛されていくことでしょう。
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