毎日毎日、雨が続く梅雨、当たり前ですが、毎年やってきますよね。
そんな梅雨ですが、毎年、始まる日も、終わりの日も違いますし、降雨量も違います。
また、地域によっても違っています。
そこで、ここでは、2018年の梅雨がいつから始まったか、関東と関西を比較します。
また、梅雨はどうして起こって、違いが起きるのか説明します。
これを読んでもらえば、梅雨について詳しくなることができますよ。
【梅雨入り】2018年はいつから?関東と関西との違いは?
2018年の梅雨は、関東甲信越が6月6日から梅雨入り、6月29日が梅雨明けでした。
6月の梅雨明けは観測史上初めてのことであり、梅雨が短い年でした。
ちなみに、2019年は、6月7日から7月24日7月24日でした。
降水量は、期間が短かった影響もあり、平均と比べて92%で、少なかったです。
一方の近畿は、6月5日が梅雨入りで、7月9日が梅雨明けでした。
少し短めです。
しかし、降水量は、なんと162%!
雨が非常に多い年でした。
2018年は、梅雨の期間は全国的に短かったのですが、降雨量は地域によって大きく違っていたのです。
近畿地方以外だけでなく、四国も平均と比べ156%と多いなど、西日本は非常に雨が多かったです。
一方、東北南部は43%と、東日本は少雨、から梅雨でした。
この点から見ても、2018年は異常気象の年と言えますね。
特に、西日本を襲った記録的な豪雨は記憶に残っている方も多いと思います。
どこがきめているの?2018年が短期間だった理由は?
梅雨の期間はどこがきめているのでしょうか。
梅雨入り、梅雨あけを決めるのは、「気象庁」です。
ちなみに、気象庁は、国土交通省の外局で、気象業務の健全な発達を図ることを任務としているそうです。
天気に関して、観測・予報してくれるところですよね。
次に、梅雨入りと梅雨明けに関しての決まりを説明します。
梅雨入りは雨が1週間以上続く予測となった時、梅雨明けは晴れが1週間以上続く予想がされた時です。
また、梅雨前線がその地域に戻ってこないと判断されたら梅雨明けとなります。
なお、梅雨は、5-7月の限定ですので、例えば10月に雨が1週間以上続く予測になっても梅雨にはなりませんよ。
次に、なぜ梅雨が起きるのかを説明します。
梅雨の始まる時期である5月ごろからは、北のオホーツク海の冷たい高気圧からできた冷たい風と、南の太平洋高気圧の暖かく湿った風がぶつかりあいます。
これが、梅雨(ばいう)前線というもので、この前線では上昇気流が起こり、雲が増え、その結果雨がたくさん降ることになります。
2018年には、この太平洋高気圧の勢力が非常に強かったため、西日本を中心に大雨をもたらし、東日本を中心に梅雨明けがはやくなりました。
太平洋低気圧が強くなり、観測史上初めての6月での梅雨明けや、記録的豪雨をもたらしたのは、地球温暖化の影響を受けているとは思われますが、明確な答えはでてないようです。
とはいえ、地球温度化になっているのは間違いない事実ですね。
まとめ
2018年の梅雨は、関東甲信越が6月6日から6月29日でした。
近畿は、6月5日から7月9日。
関東の雨明けが6月は観測史上初めてで、梅雨の期間が短い年でした。
降水量は、関東は平年比92%で少なかったですが、一方、近畿は、162%!
関東、東日本は、から梅雨に対して、西日本は豪雨の年でした。
梅雨は、6月頃に、北からの冷たい風と南からの暖かく湿った太平洋高気圧がぶつかることにより長期間にわたり雨が降るために起こります。
2018年は、太平洋高気圧が非常に強く発達したため、梅雨の期間が短くなり、西日本は豪雨に東日本はから梅雨になりました。
梅雨の期間を決めるのは、気象庁です。
雨の日が1週間以上続く予想になると梅雨入り、逆に晴れが1週間以上続くと梅雨明けと決まっています。
梅雨がないと水不足になるので困りますが、2018年の西日本豪雨のような異常気象が起きないことを願います。
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