神谷浩史の魅力は、絶対に演技だと私は思います。
もちろんあの声も(キャラ作りが他の声優以上にはっきりと明かされた結果として結婚おめでとうとメールを打てなかったとはいえ)ラジオで見せるキャラクターも魅力的ではあるのですが、彼の演技を聞いていてドキリとさせられるのはいつも演技の力が強いのです。
今回は神谷浩史の魅力を語っていきたいと思います。
2006年には交通事故に
神谷浩史のデビューは1994年でした。私はその10年後、2004年の『SDガンダムフォース』で神谷浩史を初めて知りました。
2006年8月にはバイク事故で心肺停止にも陥りましたが、同年末には仕事復帰。2007年には『ガンダム00』や『さよなら絶望先生』の糸色望など代表作を次々射止めることとなります。
2007年に始まった『神谷浩史・小野大輔のDearGirl~Stories~』を代表として、ラジオでも活躍しています。モテないオタク的な男子トークは女性ならず男性の心も掴んでいます。結婚や子持ちだと明かされた現在も基本的に同じ路線です。
神谷浩史の魅力・演技
さて、彼の魅力はといえば冒頭で触れたとおり、演技にあると思います。
劇がかったといいましょうか、濃いめの演技が神谷浩史の特徴です。
ナチュラルな雰囲気で演じることもありますが、私は演技過剰気味なときの神谷浩史が好きです。
明らかに演技の濃さを活かした配役などもあったりするので、やはり魅力の一端であることは間違いないでしょう。
おすすめの神谷浩史が演じるキャラ
糸色望『さよなら絶望先生』シリーズ
「絶望した!」でお馴染みの『さよなら絶望先生』主人公。彼が何に絶望したかが話のお題になるのがお約束。
圧巻なのはやはり「絶望した!」の件でしょう。アップ3から「絶望した!〇〇に絶望した!」と決める流れは神谷浩史の濃ゆい演技ありきの演出でした。変に普通に言うとむしろ滑ってしまいます。
原作以上に糸色望の台詞に注目させる演出になってるあたり、明らかに狙ってますよね。それを受け切る神谷浩史の腕が堪能できます。
阿良々木暦『<物語>』シリーズ
2009年から演じ続けている役です。西尾維新が一時期テレビで猛プッシュされていた関係でCMなどでも実質阿良々木暦役としていろいろな時間で顔を出し、『夏目友人帳』シリーズの夏目貴志と並ぶ神谷浩史の看板キャラではないかと思います。
『<物語>』シリーズ全体の特徴として、モノローグが多いことが挙げられるでしょう。場合によりけりですが、総じて阿良々木暦のモノローグは多い印象です。
そういう時に映えるのが神谷浩史の芝居がかった演技です。良質な朗読劇を見ているかのようにするりとこのモノローグが耳に入ってきます。
私が神谷浩史のキャラで一番好きなのが阿良々木暦です。ストーリーだけで見ると数話で完結しているため、ぜひ一度聞いてみてもらいたいキャラです。
キャプテンガンダム『SDガンダムフォース』
私が神谷浩史を知った作品です。
なにせガンダムですからね。ガンダムのパイロットでもマイスターでもなく、ガンダムそのものです。
SDガンダムシリーズや勇者シリーズなどなど、ロボットに意思がありしゃべる作品はままありますけど、だからといって冷静に考えると不思議なキャラというのは間違いないです。
神谷浩史本人も、パイロットになりたかったけど、まさかガンダムになれるとはと思ったそうです。
細かな話はネタバレになるので避けますが、神谷浩史はこの作品で、刹那・F・セイエイ(神谷浩史がティエリア・アーデ役で出演した『機動戦士ガンダム00』シリーズの主人公)の言うところの「俺がガンダムだ」を地で行くことが出来た印象です。
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