クリスマスローズという植物をご存知でしょうか?
クリスマスの時期に花が咲くので、クリスマスローズという名前なんです。
初心者でも育てやすいと、人気が出てきています。
そんな人気のクリスマスローズの育て方をご紹介いたします。
そもそも、クリスマスローズは、日本での呼び名で
主にガーデン・ハイブリッドやヘレボルス、ニゲルを指します。
クリスマスローズには、「有茎種」と「無茎種」があります。
根から茎が立ち上がり、葉がつき、茎の頭に花が咲くのが、「有茎種」
根や茎が細いのが特徴です。
一方、根から茎柄と花柄が別々に出てくるのが、「無茎種」
根や茎が太く、丈夫なのが特徴です。
クリスマスローズは、根に毒を持っているので、注意しましょう。
クリスマスローズは株分けで増やす!鉢の選び方と置き場所!
芽が出にくくなってきたら、それは植え替えの合図。
クリスマスローズは、挿し木はできないので、株分けをします。
植え替えや株分けをする時期は、だいたい3年に一度。
9月~11月頃が良いでしょう。
ですが、日本の寒冷地では、生育期を避け、3月~4月にします。
植え替えや株分けは、必ず新しい土を使いましょう。
クリスマスローズ用の土が売っていますので
そちらを使うと簡単にできますよ。
ご自身で土を配合する場合は、水はけがよくなるように
腐葉土、赤玉土、鹿沼土、軽石などを混ぜて作ってみてください。
その際、緩効性肥料を混ぜておきましょう。
【株分けの手順】
① 植え付け用の新しい土を用意します。
一度使った土は使えないので、必ず新しいものを用意してください。
根をほぐしながら、水でしっかりと古い土を落としましょう。
鉢植えの場合は、鉢の底をたたいたり、割りばしで少しずつほぐすようにして
クリスマスローズの根鉢を取り出します。
② クリスマスローズをはさみやナイフで4~5芽ずつ分けます。
多少、根が切れても大丈夫ですが、根が乾燥しないように注意しましょう。
③ 切ったクリスマスローズの根をよく水で洗って、新しい鉢に植え替えて、完了です。
有茎種は、根が少なく茎も細いため、芽を3つ以上つけて
株分けしてくださいね。
クリスマスローズは、寒さに強く、育てやすい多年草です。
日当たりが良すぎると、乾燥してしまい、
葉が傷んでしまったり、枯れてしまったりするので
半日陰がベストとなります。
寒さには強いのですが、霜は苦手なので
霜にならないように気をつけましょう。
日差しの和らぐ春・秋は、日の当たるところに。
日差しが強い夏場は、日陰。
冬は、霜にならないようなところを選んで、
季節ごとに置き場所を変えてあげるのも
クリスマスローズを、上手に育てるポイントです。
クリスマスローズの開花期は秋から春!夏の間の管理と水・肥料の与え方!
水やりについて気をつけたいことを見ていきましょう。
クリスマスローズは、夏に休眠期を迎えます。
ですので、水はそこまで必要ではないのですが、
夏は虫がつきやすくなるので、水やりの時に
葉の裏に水をかけて、虫を洗い流してください。
涼しくなってくる秋から、生育期に入ります。
秋は、土が乾いたら水をあげましょう。
そして、冬に水をあげる場合は、必ず午前中に行いましょう。
上記でもご説明しましたが、クリスマスローズは、霜が苦手です。
午後にあげてしまうと、土に残っている水分が
夜から朝にかけての冷えてしまい、霜の原因になってしまいます。
肥料は、生育期である秋から春にかけて、
液肥を7~10日に1回のペースで、定期的にあげるようにしましょう。
休眠期である夏にあげると、株を傷めてしまう恐れがあるので
与えてはいけません。
まとめ
クリスマスローズの育て方について、ご紹介いたしました。
初心者でも育てやすく、長い期間楽しめるお花ですね。
ただ根に毒があるので、
そこは十分、注意してくださいね。
お花のある暮らしを楽しみましょう。
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